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白湯習慣―心身を禊ぎ、家族で健やかに新年を迎える

温育アンバサダーのブログ

白湯が完成するまでには、3分も要らない。

朝、目が覚めると、電気ケトルに水を注ぎ、スイッチを入れる。沸騰したら、すばやく保温ポットに注ぎきり、マグカップに1杯注ぐ。1回目は電気ケトルから保温ポットへと注がれる間、2回目は保温ポットからマグカップへ注がれる間。口に運ばれるまでの間、都合2回ほど空気に触れることで、熱湯ではなく、すすりながら飲むのに適温になっていく。

一口飲んだら、朝食を食べながら1杯のみきるだけ。本来は、1杯すべてを朝食前に飲みきることが良いとされるが、忙しくてゆっくり時間がとれない朝は、これくらいのゆるさでも許されるだろうか。事実、「白湯習慣」が定着したころには、排泄リズムが整い、胃腸軽やかに1日をはじめられている。

白湯を飲む、という慣習

白湯を飲む慣習を調べてみると、古くは最古の医学と言われるインドの「アーユルヴェーダ」が挙がり、次いで1900年代中期の中国の慣習に出会う。ある記事によると、中国では、熱を出しても、胃が痛くなっても、ストレスを感じても、白湯を飲む、などと言われている。中国では、とりわけ水を煮沸することによる消毒機能に重きが置かれたようで、国家を挙げて「白湯習慣」が推奨された背景があるようだ。前者は健康面、後者は衛生面で、白湯が歴史的に支持されてきた事例と言えるだろう。※注

(むろん、「温育テキストブック」にも記載があるので、温め効果もばっちりだ。)

ひとりで「白湯習慣」〜三日坊主の白湯

かつて、朝に白湯を飲む、という習慣を試みたことがある。が、あえなく三日坊主で幕を閉じたのだった。それもそのはず。その頃の我が家では、毎朝、温かいカフェ・ラテを飲む習慣があり、残念ながら、白湯がカフェ・ラテの座に代わるには至らなかったのだ。

カフェ・ラテ習慣が定番化していたある冬の朝、いつものようにカフェ・ラテを嗜んでいると、はたと胃が重いことに気がつく。私(著者)だけかと思いきや、夫も同様にもたれを感じているとのことだった。そういえば、最近娘も便秘ぎみで朝、腹痛を訴えることが増えたような……。今回は、家族全員が胃腸の不調をかかえている。以前は三日坊主で終わったが、3人で励ましあえば、「白湯習慣」も続けられる、そんな気がした。

家族で「白湯習慣」①〜各々に適温の白湯

白湯は、一般的に人肌から50度程度の温度を目安としており、自分の体温よりも少し高めの温度とすることがポイントとされている。このポイントをふまえることで、弱った胃腸の消化を和らげ、胃腸内の温度を保つ効果が期待できるそうだ。

好みは千差万別というが、我が家でも白湯の温度の好みが異なる。娘(5歳)は、白湯と水を1対1で割って飲むのが好み。夫は、熱めの白湯を好んで飲んでいる。私は、じんわりと温かい程度の人肌温度が好みで、注いでからしばらく待ってから飲む。その日に自分のからだが求めている温度がその人にとっての適温とすればいい。

家族で「白湯習慣」②〜各々に適量の白湯

のどが渇いていないのに白湯を飲みすぎると、逆にからだを冷やしてしまいかねない。水分が汗として出ずに体内にため込んでしまうと、消化できずにからだを冷やす原因になる。自分の活動量、その日の体調などと相談しながら、からだが欲している適切な量の白湯を飲むようにしよう。

我が家の場合は、家族3人で保温ポット1リットル分の白湯を飲むことを1日の目安にしている。基本的に、朝に白湯を1杯飲む以外は好きなものを飲み、日中では、飲むものにこだわりがないときに、白湯を飲むようにしている。

家族で「白湯習慣」③〜ドライフルーツ白湯

白湯は、カフェインが入っていないため、子どもも一緒に安心して飲める。とはいえ、特に子どもは、白湯を朝飲むように勧めてもなかなか定着しない。

娘(5歳)に白湯に何を入れたら飲みたいかを尋ねると

「みかんを入れたら飲みたい」

という回答が返ってきた。そこで、試しに白湯にオレンジのドライフルーツを浮かべたところ、朝の「白湯習慣」がついた。朝食時に必ず豆乳を飲んでいた娘だったが、今では朝起きると「今日も白湯にドライフルーツ入れてね」と言って、ドライフルーツ白湯を飲んでいる。朝冷えて腹痛を訴える頻度が減ったように感じている。

ひとりひとりにあった自分好みの「白湯習慣」をみつけて、心身を禊ぎ、家族で健やかに新年を迎えよう。

※注:このフレーズは、中国日報の記事より一部抜粋したもの。中国の大学に留学しているイタリア人卒業生が卒業式で披露した、中国における不思議な「白湯」に感嘆した思いを語った記事。

(了)

前回の記事はこちら → 生姜のある生活・栽培篇~生姜ちゃんと、わたしたちの物語~

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著者名:里夏(Rika)
温育アンバサダー・キッズ食育トレーナー・ゆび編みインストラクター。柏市在住。てんとう虫好きな娘、読書好きな夫とともに、温めるライフスタイルを実践。その人の悩みにより添う温めを大切にしている。好きなことは、からだが喜ぶ料理をつくること、編み物でこころを整えること。指編み講師(ミーツ国分寺)、味噌玉ワークショップ講師(柏の葉こども園)、ほか温育セミナー講師。温育SNSアワードW受賞、温育オリジナルレシピコンテスト:グランプリ受賞。

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