私を虜にした温め習慣

温育アンバサダーのブログ

およそ153tなのだという。※注

これは、生物史上最大の重さをもつシロナガスクジラの体重(100~150t)のこと、ではない。1日あたりにかかる、足への負担の概算値が153tであるというのだ。

驚くべきことに、1日あたりで、史上最大生物シロナガスクジラの体重ほどの負担がかかっていることになる。なるほど、われわれの足は、毎日、壮大な旅に出かけているのだと言い換えられそうだ。

はたして、どれだけの旅路を往くのだろうか。

青森屋への旅〜ストレスからの解放

青森屋 庭園内の足湯

日々、壮大な旅路のなかで、足はストレスと乳酸を溜めていく。けれど溜めるばかりでなく、ときに解き放たれるために、非日常へと向かうことがある。

住まいから642㎞ほどはなれ、一路、星野リゾートの1つである、青森屋へ。早朝から歩き続け、ようやく目的地にたどり着いたのは夕方頃。

楽しさに意識が向きがちだが、長旅に足は疲れているのだろう。さすがに休息がほしいなあと思いはじめたころ、「足湯」と出逢った。

青森屋の庭園には、広大な池があり、それを取り囲むように豊かな自然がある。足湯は、それらを余すことなく堪能できる場所に位置する。

絶景を望みながら、旅の疲れを足湯で癒す。すっかりくたくたになり、ずっしりと感じていた体重から、ふんわりと解放されるようなきぶん。心も身体もホッとリラックスして、ストレスからも解放される。

これが私にとっての足湯原体験となった。

足湯カフェの旅〜足ツボ刺激で疲労回復

ゴルフボール入り足湯

青森屋での原体験を境に足湯の虜になってからというもの、日常生活を送るなかでも、ときおり足湯を欲するようになった。

先日訪れた、家からほどない足湯カフェの湯底には、足裏を刺激し、ほぐす工夫が施されていた。たとえば、凹凸のある石が埋め込まれていたり、ゴルフボールが沈められていたり、といった工夫だ。曰く、ゴルフボールは、両足で挟み、前後に転がして側面を刺激する、といった使い方も想定されているもよう。試してみると、すこしこそばゆい感じ。となりの同伴者は、やっぱりいたいなあ、とのこと。おそらく、もっとたくさん歳月を重ねたら、自分も足ツボ刺激で痛気持ちよくなる日がくるのだろうと思う。いまはまだ、わからないけれど。

旅のひとやすみ〜家でも足湯

お風呂のすみっこに座って涼みつつ足湯

旅は大好き、けれど毎日では足がもたない。たまには、家でひとやすみすることも大切だ。

「今日は暑いから足湯するね」

と、りぃーちゃん(母)に宣言し、壁を背に、浴槽のすみっこにゆるりと腰掛け、湯船に足を垂らしてみると、

「あー、気持ちいい。足が温まって、胸がドキドキしてくる」

と、思わず感想までこぼれてしまう。

湯温40℃。肩までお風呂に入り温まったころに、15分ほど「簡易足湯」を堪能したあと、シャワーをかけてお風呂をあがるのが、私(4歳)の暑い日の入浴習慣。

足湯でひとやすみすることで、急激な温度差による「のぼせ」を防ぐ効果も期待できそうだし、お風呂からあがってもなお、不思議とお腹や全身が温まっているように感じた。

旅備忘録〜足湯の効能

山代温泉源泉足湯

足湯は、頭は涼しく足を温める、「頭寒足熱」を促すことができる。

足は、からだの中で特に冷えやすい部位だと言われる。具体的には、(1)血液を全身に押し流している心臓から最も遠く離れているため、他の部位と比べると、相対的に血液を流すパワーが小さいこと。(2)末端に行くつれ毛細血管になり細くなること。(3)地球の重力も影響で、上から下には流れやすいが、下から上には流れにくくなること。

運動不足やストレスなどによって、足の冷えはより深刻となる。冷えによって生じる体調不調や自律神経の乱れの多くは、「頭熱足寒」という逆転の状態に起因する場合が多いという。「頭寒足熱」を促すことができる「足湯」によって、この逆転現象をすこしでも緩和できれば、と思う。

旅をしたり(運動)、温める(リラックスする)ことで、血の巡りも良くなり、今日も足は、元気にからだを支えてくれることだろう。 

※注:「体重(㎏)×1.2(倍)×一日の平均歩数(歩)」米国足病協会の調べによる計算式。本文中に記載した数値は、娘(4歳)の体重17㎏と、平均歩数7,500歩を基に算出。

前回の記事はこちら→ 湯たんぽとの共生〜生理痛・陣痛・腹痛を和らげる温め習慣。

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著者名:里夏(Rika)
温育アンバサダー・キッズ食育トレーナー・ゆび編みインストラクター。柏市在住。てんとう虫好きな娘、読書好きな夫とともに、温めるライフスタイルを実践。その人の悩みにより添う温めを大切にしている。好きなことは、からだが喜ぶ料理をつくること、編み物でこころを整えること。指編み講師(ミーツ国分寺)、味噌玉ワークショップ講師(柏の葉こども園)、ほか温育セミナー講師。温育SNSアワードW受賞、温育オリジナルレシピコンテスト:グランプリ受賞。

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