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湯たんぽとの共生〜生理痛・陣痛・腹痛を和らげる温め習慣。

温育アンバサダーのブログ

とにかく冷やすことに意識が向いていた。

中学生のとき、100メートル走のあと、顔が真っ赤になり、汗をかけないまま、立ち眩みでしばらく動けなかった。20歳のとき、ガス・ストーブ・タイプのホットヨガに参加するも、開始5分で呼吸が苦しくなり、退室を余儀なくされた。

汗を上手にかけなかった。加えて、重い生理痛にも、ひどく悩まされていた。

生理の時期が近づくと、青ざめた顔で寝込んでしまうことが多かった。買い物の途中で失神し、目が覚めるとそこは警備員室のベッドの上、なんてこともあった。それもこれも、汗を上手にかけない体質に起因しているものだと思っていた。

重い生理痛、それから汗を上手にかけない体質。暑さに弱いと、夏の習慣は自ずと決まる。装いは薄着に裸足にサンダル。エアコンの温度設定は18℃。風量風速はフル・パワー。冷やすことが人生にとっての至上命題だったのである。

それが生涯の伴侶となる湯たんぽに出会う10年前までの私だ。

生涯の伴侶、湯たんぽ

夏こそ、体は冷えている!? 意識的に温めよう

温育を知った今だからこそ、からだを冷やす習慣こそが汗をかけない体質を悪化させていたかもしれない、と判る。

現代は、ただでさえ冷える時代。暑い夏、意識は、暑さをしのぐことに向けられがちである。低く温度設定してある冷房のもとに長居し、室内外を往復し、食生活でもからだを冷やす食べものをとることで、からだの内側と外側から冷やす行動をしてしまう。

からだにとって、こうした環境はどう映るだろう。冷房のもとに長時間さらされ、寒暖差が激しい環境を往復させられ、食生活では冷えさせられ、もしかすると、からだは、冷えすぎて、SOSを発しているのではないだろうか。けれど、とりわけ10年前までの私がそうであったように、冷やすことを至上命題としていては、からだのSOSに気づける素地がない。からだのSOSの声にも気づいてあげられないと、からだの中で体温調節を担う自律神経が乱れて、免疫力はさらに低下の一途をたどり、夏バテや夏風邪を招いてしまう。

この夏、「腹出しファッション」のトレンドが再来していると聞く。ある調査では、腹出しファッションを経験した者の悩みのベスト・ワンは「からだが冷える」とのこと。意識的な温め生活がよりいっそう希求されているのだと感じている。

このような冷えの時代を乗り切る手段として、私は湯たんぽをお薦めしたい。

湯たんぽで生理痛、陣痛が和らぐ

キツネ湯たんぽ、カンガルー状態

 

はじめて温めに効用を感じたのは、10年前に湯たんぽを使ったときだったかと思う。寝込むほど重い生理痛に遭ったとき、湯たんぽをお腹(正確には子宮あたり)にあてると、じんわりと痛部が温まり、しずかに生理痛が和らいだ経験がきっかけだ。

もう1つの原体験は5年前、妊娠して41週目に陣痛に遭ったときのこと。生理痛がさらに重くなったような、反り返らざるをえないほどの痛みが、定期的に訪れる。そんな痛みを感じた時に、子宮や背中に湯たんぽをあてていると、ホッと気持ちが落ち着き、痛みも軽減されるように感じるのだった。

私の主観だけでなく、湯たんぽの効用を示す研究結果もある。いわく、3つの効用があるといい、1つは自律神経系の副交感神経が優位になって、リラックスさせる効果。つづいてβ‐エンドルフィン(幸せホルモン)が分泌される効果。さいごに白血球のリンパ球を格段に増加させ、免疫力アップにつながることが期待できる効果。自律神経系の副交感神経と連動して、リンパ球は働くのだそうだ。

最近では、お腹が痛くなっても、家事や仕事を続けられるような工夫を取り入れている。それは腹巻に湯たんぽを入れるというもの。カンガルー抱っこ状態で湯たんぽをくっつけておくと、気づけば痛みが和らぎ、家事や仕事も捗る。このとき、湯たんぽの温度は、水も少し加えるようにして、やけどしない程度に調節している。

湯たんぽで温めの効用を感じて以降、少しずつ温めることに意識が向くようになっていったし、こうして温育にも出会っている。温めを続けて、今では、上手に汗がかける体質に改善した。個人の経験で言えば、湯たんぽこそ、生涯の伴侶としてお薦めをしたい。

夏の快眠法は湯たんぽ+入眠前換気

3人(キツネ、クマ、モモンガ)仲良く、またあした

 

湯たんぽにはどのようなものを選べばよいのだろうか。機能性や素材を重視することも大切だが、我が家では、愛着が持てるかどうか、軽くて持ち運びがしやすいかを重視している。

娘(4歳)は、夜になると、ときおりお腹を痛がることがある。どうしてほしいかを尋ねると「湯たんぽ、ください」と言う。温かくて、爽やかにお腹の痛みがなくなるとのこと。半信半疑だった夫も、入眠開始10分ほどで効果が顕れたようで、驚いているようだった。

問題は、暑い夏に蒸し暑い部屋である。そんななかで無理にでも温めようものなら、眠れない夜になること間違いなしだ。

眠れる夜にするためにお薦めしたい方法が、「窓を開けること」だ。暑い夏であろうと、日中の高気温の裏返しとして、夜は外気が27℃以下となることが少なくない。そんな日には、エアコン除湿もいいが、窓を開けて寝るのも気持ちがいい。妊娠中、陣痛とともに呼吸が苦しく感じるときには、換気で外の空気を入れると呼吸がしやすくなり、精神的に安定するように感じたもので、ここから着想した方法だ。

頭は涼み、お腹は湯たんぽで温めて眠ると快眠できる。お腹は温めつつも、頭は清涼感をプラスすることで、「夏冷え」対策に温めを無理なく取り入れられると思うので、ぜひともお薦めしたい。

私が永らく愛用しているクマの湯たんぽは、実家にあったもの。しばらくはこのクマだけで過ごしてきたのだが、湯たんぽの効用を家族全員が感じているため、私と娘(たまに夫)との間で、クマの奪い合いが起こることもしばしばあった。そんな折、令和元年夏、新たに、キツネとモモンガが仲間入り。これで、湯たんぽを取り合うことなく、家族全員仲良く快眠できそうだ。

(了)

前回の記事はこちら→ 生姜のある生活〜平熱35℃台の彼を変えた、シンプルな習慣。

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著者名:里夏(Rika)
温育アンバサダー・キッズ食育トレーナー・ゆび編みインストラクター。柏市在住。てんとう虫好きな娘、読書好きな夫とともに、温めるライフスタイルを実践。その人の悩みにより添う温めを大切にしている。好きなことは、からだが喜ぶ料理をつくること、編み物でこころを整えること。指編み講師(ミーツ国分寺)、味噌玉ワークショップ講師(柏の葉こども園)、ほか温育セミナー講師。温育SNSアワードW受賞、温育オリジナルレシピコンテスト:グランプリ受賞。

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