夏だって温泉へ。伊香保温泉はレトロで面白い!

冷たい海やプールではなく、あったかい温泉に浸かると、疲れた心身がほどけていきます。暑さもいよいよ本格的になってきましたが、夏だって温泉は気持ちいい!ということで、初めて伊香保温泉に行って来ました。
実は、本当は水上温泉を目指していたのですが、そもそも家を出たのがお昼前。都内で渋滞に巻き込まれて出鼻を挫かれたのもあり、関越道でいえば水上温泉より手前に位置する渋川・伊香保ICで降りることにしたという次第。そんなこんなでたどり着いた伊香保温泉でしたが、味わいがあって、お湯もよし。東京から車なら関越道にのって1時間程度(練馬から渋滞なしの場合)と比較的近いのでおすすめですよ。
伊香保温泉へのアクセス
高速バスで(東京・埼玉方面から)
・バスタ新宿~渋川駅・伊香保温泉(約2時間30分)
→上州ゆめぐり号
・東京駅八重洲通り~渋川駅(約2時間30分)
→四万温泉号
・新越谷駅西口・川越西口~渋川駅・伊香保温泉(約2時間)*季節運行
→伊香保・四万温泉号
電車で(東京・埼玉方面から)
・上越新幹線・北陸新幹線
東京駅~高崎駅(約50分) 大宮駅~高崎駅(約30分)
・高崎線
大宮駅~高崎駅(約1時間20分)
・上越線・吾妻線
高崎駅~渋川駅(約25分)
・上野東京ライン(特急)
上野駅~渋川駅(約1時間35分) 大宮駅~渋川駅(約1時間)
温泉前にひと汗かける、365段の石段
伊香保温泉のシンボルとなるのが、365段の石段です。伊香保温泉は400年の長い歴史をもつ湯治場で、石段も400年前に作られました。(今の石段は昭和55年から5年かけて改修されたもの)
この石段は全部で365段。「温泉街が1年365日、にぎわうようになってほしい」という繁栄の願いが込められているそうです。石段にそって、射的や駄菓子、温泉まんじゅうのお店が立ち並び、なんともレトロな風情。色々なお店をのぞきながらなので、365段はあっという間です。下半身の筋肉を鍛えるのにもいい感じ。
そして、365段を登った先にあるのは、伊香保神社。祭神は大己貴命と少彦名命で、温泉・医療の神様です。大己貴命は、出雲大社で祭られている大国主命と同様に縁結びの神としても知られています。だからでしょうか? カップルの姿をたくさん見かけました。私もしっかりお参りしておきましたよ!

伊香保の石段街。登った先に伊香保神社がある。
日本三大うどん「水沢うどん」は食べなければ!
秋田県の稲庭うどん、香川県の讃岐うどんと並び、日本三大うどんと言われているのが、群馬県の「水沢うどん」。名前は聞いていましたが、ちゃんと食べた記憶がなく…、どちらかというと「そば派」の私ですが、本場の水沢うどんを食べてみたいとお店探し。
水沢うどんの発祥はこれまた古く、400年ほど前とのこと。渋川市にある「水澤寺」に参拝する人に提供したのが始まりとされます。水澤寺の参拝道は「水沢うどん街道」と呼ばれ、たくさんのうどん店が並んでいます。
水沢うどんの特徴は、つるっとした食感と、やや太めの麺。麺は透き通ってきれいです。冷たいざるうどんで食べるのが一般的で、つけ汁は店ごとにしょうゆやごま汁など工夫されています。
私が入ったのは、有名店の「大澤屋」。ごまつゆでいただきました。
みずみずしくてきれいな麺、ほどよくコシもあって、やみつきになりそうです。麺はお土産用に販売もされています。

私が食べた「ごま汁うどん」864円(税込)。
そしていよいよ温泉へ
伊香保神社から、さらに山の奥へ入った「伊香保露天風呂」へ行くことに。大人450円と、銭湯感覚で入れてしまいます。洗い場はなく、小さな脱衣所があるだけの簡素なつくりですが、お湯がまったりしていて気持ちいい。ぬるめと熱めの2種類の湯があります。

いざ、伊香保露天風呂へ!

伊香保露天風呂
伊香保露天風呂は、源泉「黄金の湯」の掛け流し。効能は次の通りです。