温育ブックレビュー:だからこそ味噌汁なんです。『食べることは生きること』

温育カルチャー

たとえ品数が少なくても、自分でちゃんと作った1品があれば心が満足する。たとえ質素で簡易な料理でも、家族や友達、好きな人と食べる食事は特別でおいしい。私たちの体は食べた物でできているというが、私たちの心だってきっと、食べた物に影響されていると思う。

「食べること」は「生きること」。

この本の著者であり、今年の温育チャレンジの活動を共にしてくださる大瀬由生子先生は、この本で語っています。

——————–

家族がその日食べたいものは何か、栄養のバランスはどうだろうか、今旬のものはどうだろうか、・・・(中略)・・・さて献立が決まったら買い物、そして調理、配膳、食事にあとかたづけ、といった一連の行動が「食べること」です。さらに食事をしながら学校での出来事、会社のこと、つぎの休みの日になにをしようかとか、今日のごはんはおいしいけれどどうやって作ったか、などの会話はたわいものないけれど大事なコミュニケーションの場であり、心がいやされる時間です。

このように「食べること」はただおいしいものを口にして、栄養をとるだけでなく、一連の複雑な行動がからみあって、人間に「生きる力」をあたえ心を育てているのです。さまざまなことを考え、感じ、行動する総体が「食べること」なのです。いいかえれば生きることはすなわち「食べること」に等しいといえます。

——————–

皆さんの「食べること」はどうですか?

現代の食生活は、さまざまな課題を抱えています。食の欧米化が進むことで肉類や油脂類を多く摂るようになったことや、食品添加物の摂り過ぎ、偏食、食事時間の乱れ、朝食の欠食、孤食……。この影響を大きく受けているのが、子供たちです。授業中の落ち着きのなさ、体力の低下、肥満、アレルギーやアトピー、味覚障害などが増えている原因の1つには、食生活があるのではないかと、本書で大瀬先生は指摘しています。

こうした問題の解決に、先生が提案しているのが、「一汁一菜」型の日本的伝統食や、それを支えている発酵食品をとり入れること。これなら、子供たちの健康を守ることもでき、かつ、忙しい親でも簡単に調理できるメリットもあると言います。

一汁一菜の食事の要となるのが、発酵食品の味噌を使った味噌汁です。大豆を発酵させてできる味噌はアミノ酸が豊富な上、ビタミン類、カリウムやカルシウムなどのミネラル類もたっぷり。旬の野菜などをたっぷり入れた具沢山の味噌汁にすれば、一汁一菜でも十分に栄養豊かな食事になるのです。

腸内環境を整えたり、体を温めたりするのにも有効な味噌。そうそう、温育チャレンジでもかねてから味噌汁を飲むことを皆さんにおすすめしてきましたね!

「食べること」を大事にすることは、自分や家族を大切にすることとほぼイコール。だから、おろそかにしてはいけない。本書では、発酵食品を使って簡単に作れるレシピも多数紹介されています。これらを使いこなせるようになって、毎日おいしく「食べること」をしていこうと思います。

【参加者募集中】
サッカー元日本代表・鈴木啓太氏をゲストに「温育シンポジウム」開催!

キネマ旬報シアターで11月24日(日)、サッカー元日本代表として第一線で活躍し、現在、「第2の脳」と呼ばれる腸の働きを研究するAuB株式会社の代表取締役を務める鈴木啓太氏をお招きし、冷えと腸内細菌と発酵のおいしい関係に迫ります!お申し込みは、こちら

二十四節気の養生訓をお伝えする温育メルマガのご案内

こちらから温育メルマガ会員に登録すると、季刊発行の健康情報誌『セルフドクター』が今なら登録者全員にもらえます!ぜひ、ご登録ください!

text by 温育チャレンジ編集室
みんなの冷えの問題にアプローチする温育チャレンジ編集部
▶︎温育メルマガ会員募集中!お申し込みはこちらから。今なら登録者全員に季節の健康情報が学べる健康情報誌『セルフドクター』(季刊発行)をプレゼント!
▶︎ツイッターやってます!ぜひ、一緒に始めましょう!
▶︎温育チャレンジ編集部の最新記事はFacebookアカウントを「いいね!」でチェック。
▶︎インスタグラムもやってます。

ピックアップ記事

関連記事一覧