• HOME
  • TOP
  • Life
  • 江戸に学ぶ 自然の「涼」を得るヒント その3

江戸に学ぶ 自然の「涼」を得るヒント その3

Life

温育マガジン2018夏号では、江戸東京博物館名誉館長の竹内誠先生監修のもと、江戸に学ぶ「涼」ある暮らしをテーマに特集。本サイトでは、4回に分けて配信していきます!今回は、「その3」お楽しみください。

衣服の快適さが劇的に変化した〝衣料革命〟

(国立国会図書館所蔵)木綿の着物
庶民の女性の普段着には、汚れや傷みを防ぐために黒襟が付いていた。暑い夏場は襟を大きく開け、下に着ている着物を“ 見せ襟”にしておしゃれを楽しんだ。

 江戸時代になると木綿が庶民の大衆衣料として定着するようになりました。それまでは風通しがよいという理由で、庶民の着物の素材といえば麻が主流。もちろん現在のように高品質な麻ではありません。硬くて、ゴワゴワし、決して着心地がよいとはいえないものでした。それが、木綿が広く栽培されるようになり、衣類に使うことが瞬く間に普及したのです。「まさに麻から木綿へ、〝衣料革命〟が起こったのです」と竹内先生。

 木綿は通気性や吸湿性に優れ、肌触りや着心地もよい。汗をかく夏場にも適した素材といえます。

(国立国会図書館所蔵)うちわ
江戸の夏ファッションに欠かせなかったのがうちわ。何枚ものうちわを重ね合わせた、手動扇風機なるものも!

暮らしの小ネタ 浴衣はバスローブのような物だった!?

国立国会図書館所蔵

浴衣は本来、入浴後に体に付いた水気を取るために着る物で、浴衣を着て外をぶらぶらすることはなかったそう。けれど、木綿で作られた浴衣は涼しくて快適という理由から、銭湯帰りに浴衣姿で歩く女性たちが見られるようになっていった。

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。