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江戸に学ぶ 自然の「涼」を得るヒント その2

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温育マガジン2018夏号では、江戸東京博物館名誉館長の竹内誠先生監修のもと、江戸に学ぶ「涼」ある暮らしをテーマに特集。本サイトでは、4回に分けて配信していきます!今回は、「その2」お楽しみください。

江戸っ子は、演出上手!?

 江戸っ子たちは、少しでも家の中を涼しくするために、様々な工夫を凝らしていたと先生は言います。「長屋の路地や縁側などに植木を置き、風鈴や釣りしのぶを吊るし、涼を演出する。また、道端や庭先に水をまく〝打ち水〟も、涼を呼ぶためのもので、訪れる人をもてなす心づかいの1つでもありました」。

釣りしのぶ:釣しのぶとは、竹などの芯に山苔を巻き、しのぶ草を巻きつけたもの。江戸時代に庭師が手慰みで作りはじめ、出入りの屋敷へ贈り物にしたのが始まりとされる。シダ植物であるしのぶ草は、丈夫で乾燥にも強く、水がなくても育つ。形も様々あり、風鈴が付いた物などもある。

 冷房などがない時代。現代ほど熱帯夜ではなかったにしても、江戸の人は快眠できる寝床をどのようにつくっていたのでしょうか。

 「風通しをよくするため、寝る時でも家中の窓は全開。ただし、蚊は今も昔も快眠を邪魔する大敵です。寝床には必ず蚊帳を吊し、蚊取り線香を焚いていました」。

 体を冷やし過ぎない自然の風と蚊除けグッズは、快眠のために欠かせない物だったのです。

(暮らしの小ネタ)江戸っ子は究極のミニマリスト!

(国立国会図書館所蔵)

江戸の長屋暮らしといえば、物を持たないシンプルな暮らしだった。内湯はないため銭湯を利用し、井戸やトイレは共同。家具なども所有せず、なんと布団もレンタル!木綿を薄く詰めただけの“せんべい布団”は、コンパクトに畳めるため狭い部屋でも場所をとらず、住居スペースを有効活用できた。

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